Journal

2025/02/19 06:48

吉林茶園 – 蜜香紅茶の故郷


台湾東部・花蓮県の山々に囲まれた吉林茶園は、自然の恵みを最大限に活かした茶作りを行っています。この茶園では、標高約300mの環境で、豊かな土壌とウンカの発生しやすい特性を活かしながら、特有の甘く芳醇な香りを持つ蜜香紅茶を育てています。


「蜜香」の秘密 – 自然と共生する茶づくり


吉林茶園の蜜香紅茶は、ウンカ(小さな昆虫)の力を借りて生まれる特別な紅茶です。ウンカが茶葉を噛むことで、茶葉が自己防衛反応を起こし、天然の蜜のような香りを生み出します。この自然のメカニズムを活かし、自然に近い環境で栽培されることで、茶葉本来の旨みと香りが凝縮された紅茶になります。



職人の手による丁寧な製法


収穫された茶葉は、熟練の茶師によって丁寧に発酵・焙煎されます。発酵の過程で茶葉の甘みが引き出され、完熟果実やはちみつを思わせる芳醇な香りを持つ蜜香紅茶が完成します。飲み口はまろやかで、渋みが少なく、ほのかな花の香りが余韻として残るのが特徴です。


生産者:謝瑋翔

生産地域:花蓮県瑞穗郷

品種:TTES#12 Jin Xuan (金萱)

標高:300m





蜜香紅茶